和食の歴史について

2023/07/02 コラム

ヘルシーな食事として、海外でも人気の高い和食。
和食の誕生はとても古いですが、どのような歴史があるのかご存じですか。
ここでは、和食の歴史について解説していきます。

▼和食の歴史
■縄文時代
縄文式土器を使用して「煮る」「茹でる」など、食材を加熱する調理が始まります。

■弥生時代
中国から伝来した水田稲作が発展したことで、主食をお米とした食文化へと発展します。
貝や魚、山菜、キノコ類などを使った調理が増えて、おかずのスタイルが始まるのです。

■飛鳥・奈良時代
675年に天武天皇が発布した「肉食禁止令」により、食文化が大きく変化します。
肉食を禁じたことで、動物性たんぱく質の魚や植物性たんぱく質の大豆や米などを食べるようになるのです。
だしの工夫や鮮やかな彩るなどして、健康寿命に効果のある食事が増えます。

■平安時代
中国の影響により、儀式料理である大饗料理へと発展します。

■鎌倉時代
僧侶によって、植物性の食材を利用した精進料理が広まります。

■室町・戦国・安土桃山時代
室町時代には、武士が客人をもてなす本膳料理が登場します。
そして安土桃山時代には、千利休により茶道が確立して懐石料理が現れます。

■江戸時代
食料が手に入りやすくなり、屋台や料理屋が栄えます。
そして、懐石料理や合席料理が料亭で提供されるようになるのです。

■明治・大正・昭和時代
開国により、西洋文化が食文化に大きな影響を与えます。
西洋料理を和食化へと発展させたことで、多くの庶民に受け入れられるようになるのです。
しかし第二次世界大戦により、食糧不足などで和食文化が衰退します。
昭和30年代、冷蔵庫やガスの普及が進み、料理の幅が広がります。

■平成時代
平成25年12月、和食は「ユネスコ無形文化遺産」に登録されて海外から注目を集めす。

▼まとめ
和食にはとても長い歴史があり、時代の変化により和食も少しずつ変化したのです。
和食を美味しく食べるために、創意工夫を続けたことで世界に注目されるようになりました。
「pon屋」は、こだわりの鮮魚と美味しい日本酒が豊富に取り揃えているお店です。
美味しい和食をご用意しておりますので、ぜひお越しください。