日本酒と焼酎の違い

2022/12/01 コラム

日本酒と混同しやすいお酒に「焼酎」が挙げられます。
異なるお酒だと認識できている方でも、その違いを明確に説明するのは難しいのではないでしょうか。
今回は「日本酒」と「焼酎」の違いを分かりやすく解説いたします。

▼日本酒と焼酎の違い
日本酒と焼酎の大きな違いは、製造方法です。
日本酒はビールやワインと同じ醸造酒ですが、焼酎はウイスキーやブランデーと同じ「蒸留酒」になります。

・醸造酒…穀物や果物を酵母によって発酵させて作られたお酒のこと
・蒸留酒…醸造酒を熱して、水とアルコールの沸点の違いを利用して作られたお酒のこと

ただし、日本酒の場合は、デンプンを糖化させてからアルコール発酵を進めていきます。

■原料も異なる
日本酒と焼酎は、原料も異なります。
日本酒の主な原料は米や米麹であるのに対して、焼酎は種類によって原料が異なります。
焼酎の種類ごとの原料は、以下の通りです。

・芋焼酎…さつま芋
・麦焼酎…麦
・蕎麦焼酎…蕎麦
・黒糖焼酎…サトウキビ
・米焼酎…米 

日本酒と米焼酎はどちらも米を原料としていますが、製造方法が異なります。
米焼酎の場合は、醸造されたお酒にさらに蒸留という工程が加わる為、濃度やアルコール度が高くなるのです。

▼まとめ
日本酒と焼酎の大きな違いは作り方と原料です。
日本酒は原料をアルコール発酵させて作る「醸造酒」にあたりますが、焼酎は醸造酒を蒸留して作る蒸留酒にあたります。
日本酒と米焼酎はどちらも米を原料としていますが、製造方法が異なる為、全く違う味わいのお酒に仕上がるのです。