日本酒の甘口と辛口はどのような基準で決まるのか

2022/10/01 コラム

日本酒のラベルに「甘口」「辛口」と記載されていることがあります。
この甘口と辛口はどのような基準で分けられているのでしょうか。
今回は、日本酒の甘口と辛口の意味や決め方の基準について解説いたします。

▼日本酒の甘口と辛口の意味
日本酒の甘口とは、糖が多く含まれるお酒のこと。
辛口はその逆で、糖が少ないお酒のことです。

▼甘口と辛口はどのような基準で決まるのか
甘口と辛口の表現は「日本酒度」と「酸度」の数値によって分けられています。

■日本酒度
日本酒度とは、同じ容量の水と比べて重いか軽いかというのを数値化したもの。
水より重いほどマイナスになり、軽いほどプラスになります。
そして、マイナスの数値が高い程甘口になり、プラスの数値が高い程辛口となるのです。

■酸度
酸度とは、日本酒の酸味や旨味を数値化したもの。
酸度の数値が低い程甘口寄りになり、それ以上ならすっきりとした辛口寄りになります。

■少なからず香りも関係する
甘口と辛口は日本酒度と酸度によって決まります。
しかし、辛口の日本酒でもフルーティーで甘い香りのするお酒は沢山あります。
その場合は、辛口であっても香りの効果によって「甘い」と錯覚することもあるでしょう。

▼まとめ
糖が多い日本酒は甘口となり、糖が少なければ辛口となります。
基本的には、日本酒度がマイナスで酸度の数値が低ければ「甘口」。
日本酒度がプラスで酸度の数値が1.4よりも高ければ「辛口」と覚えると良いでしょう。
当店では、日本酒の特長などについても丁寧にお答えいたします。
色々な味わいのお酒を楽しみたい方は、是非一度ご来店ください。