日本酒の温度別の3通りの飲み方
「日本酒を飲んでみたいけど、飲み方が分からない」とお困りではありませんか。
普段日本酒を飲まない方は、どうやって飲んだらいいのか分からないのも当然だと思います。
この記事では、日本酒の温度別の飲み方をご紹介いたしますので、参考にしてみてくださいね。
▼日本酒の3通りの飲み方
日本酒は冷やしたり温めたりして温度を変えることで豊かな味わいを楽しめます。
ここでは、温度の違いによる3通りの飲み方をご紹介いたします。
■冷酒
冷酒とは、5~15℃の温度に冷やした日本酒のこと。
日本酒は冷やすほどに香りが落ち着き、飲みやすくなります。
また、一口に冷酒といっても温度によって以下のように細かく分けられます。
・5℃(雪冷え)…すっきりとした清涼感とシャープな味わいに近づく
・10℃(花冷え)…香りが小さく控えめになりキメ細やかな味わいになる
・15℃(涼冷え)…涼やかな温度で香味がはっきり感じられる
■冷や(常温)
冷や(常温)とは、20~25℃前後の日本酒のこと
常温の日本酒は口あたりが良く、風味や旨みがよく分かります。
夏は少しぬるく、冬はひんやりとした温度を楽しめるのも魅力の一つです。
■燗酒
燗酒とは、30℃以上に温めた日本酒のこと。
日本酒は温めることでお米の旨みと甘みが膨らみ、コクや香りが強くなります。
燗酒も冷酒同様に、温度によって以下のように細かく分けられます。
・30℃(日向燗)…ほどよく香りが立ちなめらかになる
・35℃(人肌燗)…触ると温かくうまみを感じやすい
・40℃(ぬる燗)…お米の芳醇な香りが引き立つ
・45℃(上燗)…引き締まった香りと味わいを楽しめる
・50℃(熱燗)…風味が引き立ち、味わいのキレが増す
・55℃(飛び切り燗)…アルコールが強調されシャープな香りが楽しめる
▼まとめ
日本酒は「冷酒」「冷や(常温)」「燗酒」の3通りの飲み方があります。
常温だと香りが強い場合は、冷酒にするとすっきりと飲みやすくなるので試してみてくださいね。
また、日本酒の芳醇な香りを楽しみたい方は、35~40℃の温かさがおすすめです。