熱燗以外にもある「温めた日本酒」の楽しみ方

2022/05/01 コラム

冷酒や熱燗など、日本酒は温度の違いで様々な楽しみ方ができますよね。
温めた日本酒を「熱燗」というのではなく、温度によって様々な呼び方があるのをご存じでしょうか。

▼日本酒の熱燗の温度とは
一般的に温めた日本酒を「熱燗」と呼びますが、厳密に言うと50℃以上に温めた日本酒を熱燗と呼び、それ以上低いものや55℃以上になると呼び方が変わるんです。
温度帯による呼び方は下記のようなものがあります。

・55~60℃…飛び切り燗
・50℃…熱燗
・45℃…上燗
・40℃…ぬる燗
・35℃…人肌燗
・30℃…日向燗

また、常温のまま出す日本酒を「ひや」と呼びます。
「ひや」と言われると冷やしているものを連想しますが、冷やしている日本酒が欲しい場合は「冷酒」と注文しましょう。

■飛び切り燗
アルコールは78℃を超えると蒸発してしまうため、これ以上温めることはあまりありません。
口当たりがシャープになり、辛口な味わいになります。

■熱燗
一般的に広く提供されている温度です。
味わいや香りがシャープになり、和食に非常によく合います。

■上燗
熱燗よりも少しぬるめで、香りや味わいにふくらみがでます。

■ぬる燗
「熱い」と感じない程度の温度で、常温よりも風味が強くなります。

■人肌燗
体温と同じくらいの温度で、まろやかさがでます。

■日向燗
体温より少し低いくらいの温度で、常温よりは風味を強く感じるようになります。

▼まとめ
広く提供されているのは「熱燗」ですが、温める温度によって日本酒は様々な呼び方があり、風味や香りが変わります。
pon屋では、定番として置くのではなく、季節に合わせて全国から個性的な日本酒を厳選してご用意しております。
日々入れ替わりますので、来ていただくたびに新たなお酒を楽しんでいただけます。