お刺身の「つま」って何のためにあるの?
大根の千切りやワカメなどの海藻、大葉など、お刺身と共にお皿に盛り付けられている「つま」。
ほとんどのお刺身に盛り付けられていますが、何か理由があるのでしょうか。
お料理としては脇役ですが、今回はお刺身の「つま」についてお話していきたいと思います。
▼お刺身の「つま」とは
一般的に「つま」と呼ばれていますが、本当の名前は「あしらい」と言います。
あしらいには、つま・ケン・薬味の3種類あり、厳密にいうと大葉やワカメ、パセリなどが「つま」で、代表的な大根の千切りは「ケン」に当たるんです。
これを一緒にして「つま」と呼んでいることが多いですね。
▼お刺身の「つま」って何のためにあるの
一番の目的は、盛り付けを美しく見せるためです。
お刺身だけを盛り付けると色合いもさみしいですが、つまを使うことによって色合いや立体感が出せ、四季を表すことができるんです。
もちろん見た目だけではなく、栄養バランスを良くするためや、口直しとしての役割もあります。
大根の千切りなどの「ケン」は、魚から出る余分な水分を取り、臭みを取ってくれる効果もあります。
■お刺身の「つま」って食べた方がいいの
無理に全部食べる必要はありません。
ですが、大根などは口直しの効果がありますので、定期的に口に運んでいただくのがおすすめです。
口の中のお料理の風味を消してくれますので、次のお料理の風味をより深く味わうことができます。
▼まとめ
お刺身のつまは、見た目を美しくするだけでなく、栄養面や口直しなどの目的があります。
池袋の和食店・pon屋では、こだわりの鮮魚と日本酒がメインのお店です。
ご提供しているお魚は、板長自らが市場で仕入れており、様々な料理でお楽しみいただけます。